麻と洗濯 〜代表的な「麻織物」の手入れ法〜
麻は汗をよく吸い取り、洗濯によって汚れが落ちやすいのが特徴です。
ポイントを押さえればお洗濯は怖くありません。
お洗濯について
- 家庭での水洗いは可能です。ただし、付属品等によっては水洗いできない場合もありますので洗濯絵表示に従ってください。
- 漂白剤や蛍光増白剤の使用は、色合いが損なわれるので避け、無蛍光洗剤を使用して下さい。
- 基本的には手洗いをオススメしますが、洗濯機での洗濯も可能です。その場合、必ず洗濯ネットを使用し、洗濯機の「ソフトコース」「手洗いコース」など水流の弱いコースを選んで洗濯して下さい。
- 濃い色のものは色移りする場合がありますので、別洗いしましょう。
- 形を整えて風通しの良いところで陰干ししましょう。タンブラーなどの機械乾燥は縮みの原因となりますのでおやめ下さい。
- 直射日光には長時間当てないようにして下さい。
アイロン掛けについて
- 一般的なリネンのアイロン掛けは、生乾き状態か霧吹きで十分な水分を与えて下さい。アイロンは底面温度150℃を限度とし、当て布を使用して下さい。
- 近江ちぢみのアイロンかけはできません。
アイロンをかけるとちぢみのシボが消えてしまいます。ちぢみはそのままでも自然なシワ感をお楽しみいただけますが、形が気になるところはアイロンを生地の表面から少し浮かしてスチームを当てて下さい。
※特殊加工(プリント、ワッシャーなど)が施された生地はアイロン不可の場合があります。
必ず取扱い表示を確認してください。
保管について
- 直射日光には長時間当てないようにしてください。
- 湿気の少ない通気性の良い場所に保管してください。
- ダニやカビを防ぐため、防虫・防カビ剤の使用をおすすめします。使わない間でもときどき干して、収納場所も乾燥させてください。
洗える麻わた a・sarari®️ を使った寝具のお手入れについて
特許第5490424号取得の独自の製法により、家庭用洗濯機での洗濯を実現しました。
- ご家庭の洗濯機でお洗濯可能です。
くるくると巻いて洗濯機の形に沿うように縦向けにして洗濯ネットに入れ、弱水流にして洗ってください。
※掛ふとんなど、製品によって手洗いのみのものがあります。洗濯表示に従ってお手入れして下さい。 - 洗剤は無蛍光洗剤を使用し、タンブラー乾燥は避けてください。
- 中わたが固まってしまうのを防ぐため、水分を含んだまま放置せず、なるべくすぐに干してください。干す時には縦と横に引っ張り、形を整えて陰干ししてください。 干すことによって、中わたのふんわり感が戻ってきます。
- 敷パッドは、長くご利用いただけるよう定期的に、表・裏側、頭側・足側の位置をローテーションして使ってください。 そうすることによってより長持ちさせる事ができます。
- シーズン終了後に収納されるときは、陰干ししてから湿気の少ない場所への収納して下さい。 ダニやカビを防ぐため、使わない間でもときどき干して、押入れも乾燥させてください。
近江ちぢみのお手入れについて
洗濯機でのお洗濯が可能です
近江ちぢみは伝統の手もみ加工を施した、シボが特徴の生地です。
天然繊維の麻のみが持つ爽やかな肌ざわりとちぢみ特有の細かなシボは、さらさらとしたシャリ感と清涼感があり、 夏に最適の素材です。
お手入れ法
- 洗濯機で洗う場合、軽くたたんでネットに入れ、漂白剤を含まない中性洗剤を適量使い、ソフトコースなどで洗って下さい。
よくすすいだ後、脱水は短く弱めにします。乾燥はハンガーに掛けて手で形を整えながら風通しのよい日陰に干してください。 - 手洗いの場合は、水またはぬるま湯に浸し、やさしく押し洗いします。決してごしごしこすらないでください。
- アイロンのご使用は避けて下さい。
- 日光を避けて保管して下さい。
- お召しの際、水濡れや汗、摩擦などにより色移りする場合があります。また汗などを洗わずにおくと変色しやすくなります。
麻の特性を御理解の上、やさしくお取り扱い下さい。