ヘンプの製品の販売を始めました。
麻の一種、ヘンプ(大麻)の取り扱いを始めました。
ヘンプは害虫に強く、また雑草よりも早く成長するため、農薬や除草剤などが要りません。極端な気候を除けばどんな土地でも栽培可能で、栽培した土地は収穫後に土壌が改善されます。生育のときは大気中のCO2を吸収し、ヘンプを原料とした製品は容易に分解され自然に帰るので地球環境の保全に繋がります。さらに石油などの枯渇資源とは違い、半永久的に供給できるサスティナブル(持続可能)な素材です。
素材の機能としては、麻の仲間のリネンにはない天然の抗菌性があり、消臭効果が認められます。さらに、汗や湿気の吸収・発散性、通気性にも優れます。
日本の歴史とも関りが深く、日本で「麻」は古来より大麻を指します。神道では神聖な植物とされ、神社のしめ縄や横綱の綱に使用されてきました。しかし、現在は日本国内での栽培は法律により制限されているため、当社では中国黒竜江省が原産のブラックランドヘンプ🄬を使用しています。黒土で原草の栽培と発酵作業を行ったあと紡績された糸は、黒味を帯びた色に仕上がります。
当社は経糸に従来のリネン、緯糸にこのブラックランドヘンプ🄬を使って織り上げた生地で寝具を作りました。洗える麻わたを使った敷パッド、布団カバー、枕カバーなどを展開しています。ヘンプ糸本来の色を生かした生成と、ヘンプ糸を染め上げたロイヤルブルーの2色をご用意しています。
※組成表示において、日本で「麻」と表示できるのはリネンとラミーに限られるため、ヘンプは「植物繊維(ヘンプ)」と表示されます。(家庭用品品質表示法に基づく)